第二話 「新しい一日?」

モララーが目をさましあたりを見渡すと、ちょうどぎゃしゃが朝食を作っていた。ほかの皆は、さいたまの2人はもう部屋にはいない・アヒャとシーンはまだ寝てた。

「お前ら朝ご飯できたぞ、早く食えよ」

とぎゃしゃが言ってこちらに来た。

「もう朝か、早いな。アヒャヒャ」
「・・・・・・・・・・・」

2人が起きて、テーブルに向かったので俺もついて行く。
テーブルには、ご飯・みそ汁・目玉焼きがあった。
俺は布団に入ったぎゃしゃを見て
あいつ料理がうまいんだな・・・・・
などと考えた

「なんだ?モララー、食わないのか?アヒャヒャヒャヒャ」
「く・食うに決まってるからな」

何か残したら怖そうだし・・・

アヒャはもう食べ終えていた。早いなおい・・
そういえば昨日ぎゃしゃが何か作っていたと思い、聞いてみる。

「なあ、」
「ん?なんだ?言ってみ。アヒャヒャヒャヒャ」
「昨日夜遅く、ぎゃしゃが何か作ってたけど、アレって何?」

そんなことを聞いたら、アヒャがにやけながら(てか元々だけど)

「なんだと思う〜?アヒャヒャヒャヒャ」

などと聞き返してきた。

「わからないから聞いてるんだからな。」

内心さいたまの2人のだろうと思ったが。にやけたアヒャをみて何か違う気がしたのでここはあえて嘘を言う。

「みぎとひだりは、朝がめちゃくちゃ早いから、夜の内につくっとかないとあいつら、朝抜きで活動することになる。だからぎゃしゃは夜遅くにあいつらの分を作ってやってるんだ。わかったか?アヒャヒャヒャヒャ」

やはりそうかと内心思って、同時になぜにやけたんだ?とも思う。

「朝早いって、何時ぐらい出るんだ?あの2人」

と俺が聞くとアヒャは少し考え

「シラネ〜ヨ、俺が起きたらいつもいない」
「・・・・・・・・・だいたい4時ぐらいかな」

意外なとこから答えが。
立て続けに

「・・食べるときは静かにね2人とも・・」
「あ、すまんシーン。だけど俺は食い終わってるぜ。モララ〜だめじゃないか〜♪。アヒャヒャヒャヒャ」

俺のせいか?俺のせいなのか?どう考えてもうっさいのお前だろ!!
殴りたくもなるが、シーンをこれ以上困れせるのはどうかと思い我慢。
こういう静かなやつほど怒ると怖いからな;

朝食が終わり布団をかたずける(ぎゃしゃが寝てるの以外)

かたずけが終わった。
と言っても何すればよいのやら、とりあえず隅に
シーンは携帯をいじって何かしてる。多分メールかな?
アヒャはもうどこかに出かけた。
ぎゃしゃは寝ている。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・俺何すればいいんだろう・・・

約一時間経過

シーンが携帯を持ってどこかに出かけた。
・・・・・・・・・・・・・・!!
ちょっとまて!!
まさか・・・・・・
今この部屋にいるのって・・・・・・・・・・

俺とこいつ(ぎゃしゃ)だけ!!

そんなこと考えたとき
いきなりぎゃしゃが起きた!!
そして考えられないほど明るい声で

「皆さんおはよ〜♪今日も元気に言ってみよ〜〜〜♪」

え!!何いってんのこいつ!!

「じゃあいくよぉぉ〜〜〜〜〜〜〜〜ぉおお」 バタ

寝言!!しかもこれってもしかして「巫○巫○ナー○」!?(何か違う気がするけど)いや、キャラ合わないから!!
一気につっこみの言葉が浮かぶが、つっこめない
だって怖いもん。

とりあえず出かけることに。


とわ言ったものの、何をすればよいのやら。

「お〜い、モララー」

後ろから声をかけられる、振り向くとそこにいたのは
白いAA「モナー」と青いAA「ギコ」だ
 
「よお、だからな」

2人とも俺の親友だ。
モナーが予想通りのことを聞いてくる。

「っで、寮はどうモナか?上手くやれそうモナ?」
「まあな、」
「ホントに寮で生活するんだなゴラァ」

まあそんな話をして、何してるか聞いたところ、やはり2人とも暇でブラブラとしてたそうだ。
仕方ないので、ひとまず公園に行くことになった。


公園

まあ公園と言っても遊具はない。
木が何本かたってて、後は広場だ。

公園に着くとそこには2人のAAがいた。
ピンクのAA「しぃ」と、赤いAA「つー」というAAだ
 
「そういえばしぃのやつ公園に行くとか言ってたなゴラァ」
「何話してるモナかね?」
「何か邪魔したらやばそうだからな;」

しぃちゃんだけならまだしも、つーちゃんまでいる。
はっきり言ってつーちゃんは危ない。

「そ・・それもそうだなゴラァ」
「ひ・・ひとまず出るモナ」

公園を出ようとしたとき、風に運ばれてか2人の会話が聞こえた。

「つーちゃんって気になる人とかいるの?」
「ソレッテカレシッテコトカ?」

これは気になる、しぃちゃんはともかくつーちゃんは気になる。
俺が気になるんだから2人が気にならないわけがない。
案の定

「き・・気になるモナよね?2人とも」
「お・・俺は別に気にならないぞゴラァ!!」
「俺は気になるからな」

結局木の陰で盗み聞き
さっき気にならないとか言ってたギコも結局はいる。

「気にならないんじゃなかったモナか?」
「俺はお前らを見張るためぞゴラァ!!」

それはおいといて、会話の続きが聞こえる。

「まあ・・そんなとこかな」
「ソウイウシィハドウナンダ?」

やはりつーちゃん、簡単には話す気はない。

「え・・私はやっぱり・・・」

つーちゃんがいきなりしぃちゃんの前に手を広げた。
そして

「チョットマテ・・・ソコノキニ、ケダモノガ4ニンホドイル。」
「え!?」

まずい!!・・・ばれた!!
これには焦る。とくにこの2人は焦っている。
そりゃそうだ、あの2人の恐ろしさをよく知っているからな;

「に・・逃げようモ・・・」   ドス!!

モナーの横の木に包丁が刺さっている。
注※皆さんは自然を大切に

「ニゲレルトオモッテンノカ?モナ〜」

意外と(?)地獄耳!!
とりあえず

「「「すいませんでしたぁー!!」」」

土下座して3人で謝る。

「ッタクドウシテヤロウカ」
「ギコ君・・・・」
「い・・いや、しぃ・・俺は・・」

まあギコは微妙だがしょうがない、聞いていたことには変わりない。
それよりも
さっきつーちゃん4人って言わなかったか?空耳だったかな。

「ソ〜レ〜ニ〜#」   ドゴ!!

つーちゃんが思いっきり木を蹴った。
めちゃくちゃ揺れる。恐ろし;・・・
注※ひつこいようですが、皆さんは自然を大切に

「イツマデカクレテヤガル#!!」 
「おわおわおわおわおわ」  ガサガサ ドン!!
「いてぇ!!」

木から誰か落ちてきた。

っておいおい!!なんでお前がいる!!
落ちてきたやつは、あわてふためき逃げていった。

「ココマデキテニゲルカ!・・イイダロウ、イエマデデムイテブッコロス#!!」
「・・・・・あの〜」
「ナンダ!!ウルサイゾ!!モナー!!」
「モナ達は・・あの〜・・どうなるんでしょうかモナ?」
「アイツデユルシテヤルカラ、イッショニコイ」

こいつ(モナー)今めちゃ嬉しそうな顔しなかったか?
てかあいつの家ってまさか・・・・まさかな・・・・


さっきのヤツの住み家

やっぱり
そのまさかでしたぁぁぁ〜〜〜〜〜〜O「L
前にあるのは俺たちの寮。

「サーテ、ドウシテヤロウカ」
「つ・・つーちゃん待ってだからな!!」

初めてつーちゃんに待ったをかけた。
皆意外そうな顔で俺をみている。そりゃそうだ、初めてだし。
つーちゃんまでもが意外そうだ

「ドウシタンダ;?モララー。イキナリ・・・」
「さっきのやつをだしたらここを壊さないって約束できる?」
「コワスッテオマエ・・・マア、モクテキハサッキノヤツダカラデキルガ・・」
「わかった、ちょっと待っててだからな」

ギコが気になったらしく聞いてきた。

「どうしたんだ?モララー」
「いや・・ここを壊されると困るから・・・」

といっといた。


部屋のドアを開け

「アヒャいるだろ!!」

と叫ぶ。

「あ、お帰りモララー。どうしたの?」

ぎゃしゃが起きてた・・・・・・何かすがすがしい顔してる。よく寝れたか?
ある意味助かった。寝てたら今ので・・・・・

「ぎゃしゃ、アヒャいるだろ?」
「さっきあわてて帰ってきたけど」
「なんだモララー?アヒャヒャヒャヒャ」

押し入れから出てきた・・
いつも通り笑っているつもりだろうが、やはり焦っている。
てかなぜ押し入れに?
そんなことはおいといて

「アヒャ、つーちゃんが表で待ってる。早く表へ出るんだからな。」
「いやいやいやいやいや、ムリムリ!!殺される!!」

と言ってまた押し入れに逃げた。

「ぎゃしゃからも言ってくれだからな」

ぎゃしゃは興味なさげに

「関係ないね、それに興味もない」

と言った。
俺だけでは絶対アヒャを引きずり出せない。
何か言いきっかけは(ぎゃしゃが協力してくれる)・・・・・・あ・・

「今アヒャが出ないと色々壊されると思うよ。ドアとか。」

これにはぎゃしゃも黙ってはいなかった

「それは困る!!アヒャ、さっさと出ろ!!!」

仲間だと頼りになる・・・・
2人でアヒャを押し入れから引きずり出す。
そのときアヒャが

「おい、まってくれ!俺たち仲間だろ?」

この言葉にぎゃしゃが・・・

と思ったら

「仲間ならこっちのこと考えてやられてこい!!何か壊されると困るのこっちだろうが!!」

強い;・・・そして怖い;・・・・・・・・・
だがアヒャも

「ちょ・・ま・・・まだ心の準備g・・・」   ドガ!!

ぎゃしゃがアヒャの首裏に一発
アヒャ気絶  (カンカンカン!!)

「これでいいかな?」
「あ・・・ありがとうだからな・・」

俺がアヒャを玄関まで引きずっていく。


部屋前

「オッセ〜ナ、モウゲンカイダ」
がちゃ・・

ドアが開いてモララーと気絶したアヒャが出てくる。

「これでいいよね?つーちゃん。」
「ア・・アア、カリテクゾ。アト、オマエラモウイイゾ」

つーちゃんが帰っていった。
帰った後ギコが

「おまえ、勝手に入って大丈夫なのか?」

ここは俺が泊まってる寮だからな・・・・
と言おうと思うが、後で訪ねられたりすると困ると思い。

「ああ、知り合いの家だから大丈夫だからな」
「そうか」  「そうモナか」

公園に戻り、ある程度したら帰ってきた。


部屋に戻るとシーンが帰ってきていた。

「ただいまだからな」
「・・・・・あ、お帰りモララー・・・」

どうやら彼はまったくっしゃべらないわけではないらしい。
一時してあの2人(さいたま)も帰ってきた。

「明日は」  「曇るって」

わけのわからないことを言った。

「そうか、わかったよ」

ぎゃしゃはわかるらしい。


夕食をすまし布団を敷いた。
今日はあの2人は起きている。
じゃんけんしてる、気が合いすぎて見てる限りあいこばっかりだ。
アヒャがいないのでとりあえず将棋しているシーンとぎゃしゃを見ていた。

ぱち! ぱち! ぱち! ぱち! ぱち! ・・・

は・・早い・・・恐ろしく早い・・・・・・・
しかも無言でやってるから、さらに怖い・・・


8時ぐらいにアヒャが帰ってきた。あざと傷だらけだ。

「アヒャヒャヒャヒャ、今帰った。」

そこにぎゃしゃのきびしい一言

「そのまま布団はいるなよ。血が付くと洗うのメンドイ・・・」
「ちょ・・・そんな・・・それが傷だらけで帰ってきた仲間に対する言葉か!?」
「誰のせいでそうなったんだ?」
「・・・・・・・・・・」

珍しいアヒャの沈黙、そしてがっくりうなだれっるアヒャ。
隅でシーンが包帯を巻いてあげていた。巻くの上手だな。
包帯だらけになってアヒャが戻ってきた。何かしょんぼりしている。

今日一日のことを振り返って、何もできない自分が浮かんだので、何かできることはないか聞いたところ、明日はみぎとひだりがいるので明日決めるとのこと。

包帯だらけのアヒャをみて

「大丈夫なのか?」

ときいた

「え!!ああ、大丈夫大丈夫、俺丈夫だし。アヒャヒャヒャヒャ」
「そ・・・・・・そうなんだ」

まあ本人が言うのだから大丈夫だろう。ほかのやつも心配してないし。

今日はもう寝ることにする。
アヒャも流石に今日は寝ている。
早いが寝よう

俺にできることか〜。何があるかな〜