第三話 「できる仕事」

公園にモナー達がいる。

「オーイ、モナー」
「あ、モララー。さいたまぁ!」

な!・・

「やっぱり今の流行りはさいたまだよな、しぃ」
「そうだよね、ギコ君」

え!なに言ってんの!

「あれ?モララー遅れてるモナー。」
「「「さいたまさいたまさいたまさいたまさいたま・・・・・」」」



かば!!

「はぁはぁ、ゆ、夢か。」
「どうしたのモララー?」 「うなされてたけど。」

まさかな、あれが流行るわけないよな;

「いや、何でもない」

そんなこんなで3日めの朝。


「さて!それではモララーの仕事を決めるぞアヒャヒャヒャヒャ。」

朝食を終え、円になって座り話し合いをはじめる。
てかなに?この重い雰囲気;・・・・・

「では、まず単刀直入にいく。モララー!。」
「はっはい!」
「なにが出来る?アヒャヒャヒャヒャ」

いきなり呼びやがってこいつ#

「なにがっていわれても・・・・・特には・・」
「何も出来んのかぁ。アヒャヒャヒャヒャ」

まじで殴りて〜#
隣にいたぎゃしゃが小声で

「ムカついたら殴っていいぞ」

と言ってきた。
・・・・・・・・・じゃあお言葉に甘えて♪

ガ!!

お手製の木槌で思いっきり殴った#
起き上がらない。
・・・・・・・・・・・やりすぎたか?;
倒れているアヒャに近づくと

「な・ナイス突っ込み b」

懲りないやつ・・
・・・・・ん?

「そういえばお前、昨日の傷はどうしたんだからな?」
「ああ、治った。アヒャヒャヒャヒャ」
「治った!?早すぎだからな!」

恐るべき再生力;
そういえばモナーのやつも傷治んの早かったな。
やはり笑顔(∀)は健康にいいのだろうか。

「・・・・話の本題見失わないでね・・」
「よし決めた。モララー、お前俺の突っ込みやくね。アヒャヒャヒャヒャ」

ガ!!

もう一発食らわせた

「死んでも嫌だからな#」

仕事といわれてもな・・・あ、

「そういえば皆の仕事ってなんなんだからな?」
「俺は情報招集と買物だな。アヒャヒャヒャヒャ」
「僕は家事とかそんなとこ」
「・・・・バイトとかかな」
「僕らは」 「天気を」

なるほど、そういえばこの部屋テレビないんだったな。
てか天気って;

「ところで何が残ってるんだからな;」

・・・・・
いやみんなでそんなに考え込まなくても・・・・

「なんだなんだぁ?久しぶりに来て見れば皆暗いんじゃネーノ?」

ドアのところに緑色のAA「ネーノ」がたっていた。

「よっ、何だ?メール送ったろ」
「いつだよ」
「二秒ほど前」

ピピ

シーンの携帯がなった

「アヒャヒャヒャヒャ。お前二秒って」

おお!アヒャがまともなことを!

「もっと微妙な早さで送ったれよ。アヒャヒャヒャヒャ」

・・・・・わけわからん

「じゃあメール通り今日泊まるぜ」

シーンにメールを見せてもらった。

「今日お前らのところにいくぜ。いつもの仕事ついでに雨降ってるから泊まるわ」

いつの間にかそと雨が降っていた。
後で聞いた話によると彼はここの寮から表に出るのに成功した先輩らしい。

「そういえばなんかモララー宛てにきてたぞ」

手紙だった。差出人は建築会社の人。
後で読もう。

「でっ、何してたんだおまえら。」

ぎゃしゃがネーノに事情を話した

「ハハーン、別にそんな考えることでもねえんじゃネーノ?」
「だから俺の突っ込みやくで」
「どうせ一時したら居なくなるんだろ?モララー」
「う・うん、まぁ」
「俺の突っ込みやく」
「だったら出来ること出来たらやればいいんじゃネーノ?」
「突っ込み・・・」

うわぁ;完全無視;

「良いこと教えてやる」

顔を近づけ小声で

「ああいう馬鹿は相手にするな」

外道だからな;
orz←こんなんなったアヒャをみて思った。

「さてと、ほら家計簿見せてみ。どうせ付けてネーんだろ?」

シーンが持ってきた

確かに付けてないな以外だな、ぎゃしゃが付けてると思ったんだけどな

「ぎゃしゃ、いい加減字書けるようなったほうがいいんじゃネーノ?」
「うっさい」
「え!ぎゃしゃ文字書けないの」

・・・は!しまった。つい
確実に怒った。

「悪いか」
「ついでに言うと数字も書けんぞ。アヒャヒャヒャヒャ」

ビュ!

「ちょ、おま・・・」

ぎゃしゃが両手に包丁持っている。

「昨日物壊されると困るとか言ったの誰だっけか。アヒャヒャヒャヒャ」
「安心しろ。壁も他のやつも包丁の刃も傷つけやしない」

やばいって。
部屋の中で暴れ回るふたり。確かに物を壊していないがうるさい。

「アヒャヒャヒャヒャ、当たんねぇぜ」
「ぶっ殺す」
「威勢が良いね。アヒャヒャヒャヒャ」
「黙れ」

よくこの限られた空間であんな激しいバトル出来るな;

ヒュ・×2

バス!×2

二人に何か袋のような物がぶつかり中身が出た
その瞬間二人が静かになった。
袋を投げた本人が二人に近づく。
なんかあの二人、震えてないか;

「テメーら表に出ろ!!」

シーンがきれた!

「あ〜あ。かわいそう」

そんなのんきにしてていいんすか!!


なんとか表に出ることは避けたみたいだが、二人とも部屋の隅でうずくまっている
さいたまの二人がそれぞれ慰めている。

シーンが隣に戻ってきた。口が[へ]の字だ。

とりあえず逃げる意味も込めて、ネーノのところにいく。

ネーノが持ってる家計簿を見ると、ある程度のとこまで行くと白紙だった。
日付は・・・・・・・;・・1年前
なんで一年前?、この人たびたび来てるんだよね;

「えっと、なんで白紙なんだからな;いつもの仕事って・・・」
「ああ、俺は家計簿なんて付けたことネーノ」
「じゃあいつもの仕事は?」
「これこれ」

手にはいつの間にやらフライパン・・・ってどっかr(そういうつっこみは禁止)

「ほれぎゃしゃ、今日の戦利品・・じゃなかった提供品だ」
「おわわ!!おまえ、投げるなよ!!危ないよ!!」

あわててフライパンをキャッチしてるぎゃしゃ。
てかさっき戦利品って;

「話戻すけど、家計簿付けてないんだよね?」

おそるおそる聞いてみる。

「みりゃわかるンじゃネーノ?」
「そりゃそうだけど;、まあ。俺付けれるんだからな」

俺だってだてにひとり暮らししてたわけじゃない。
家計簿も付けたことある。

「じゃあ付けてね、モララー」

すんなりとぎゃしゃがいった。
少し怒った声で。(まだおこってる〜)
まあなにはともわれ俺も仕事を持てた。

「じゃあ改めてこいつでものもうじゃネ〜カ」

ネーノが酒をだした。四次元ポケットでもあるのk(そういうつっこみは禁止)
・・・・・・・ちょ;酒って

「すまないからな;俺未成年だからな」
「だから?」
「いや、だからお酒はちょっと;」
「この世界の何処に[未成年は酒禁止]なんて決まりがあるんだ?」

言われてみれば・・・・・・・・・・・・(あくまで仮想の世界)
というよりよく考えれば俺、経験者だし;(マ○ヤヒ)

てなわけで、みなでカンパーイ!!


雨の中2人のAAが走っている。

まだ夕方なのに、曇ってるから少し薄暗い

「はぁ。はぁ。しぃ、ごめんまさかホントに降るとは思わなかった」
「ううん、誘ったのアタシだしギコ君が謝ることじゃない」

おなじみギコとしぃのカップル。
デート中だったらしいが、雨が降って雨宿りできるところを探してたらしい。

「あ、ギコ君、あそこ光が見える」
「し、しぃ!!駄目だ、逝くな。死んじゃ駄目だ!!」
「なにいってんの?明かりだって」
「え、あ!!そっちね。ビックリしたぞゴラァ;」
『ビックリしたのこっちだよ』


そ〜ンなことはおいといて。一方モララー達


「ウハハハハハ!!!もっと飲め〜イ。酒だぞさけ!!」
「アヒャヒャヒャヒャ、ノリがいいじゃね〜か!ぎゃしゃ!!」
「ふったり〜でかんぱ〜い!!」
「違うよ、ひだりぃ〜みんなでだろ」
「シ〜ン。どうした?もっと飲めるんじゃネ〜ノ?」
「いや、これ以上は・・・・」
「そんなこと言うなよ!!おら、いっぱいあるから大丈夫だって〜ノ」

ネーノの後ろからずらりと酒瓶軍団。どっかr(禁句)

「そうじゃなくて;・・・」
「ごちゃごちゃうるせーな。おらぁ!!」
「え、ちょ・・ごばば・ぶば・・」

哀れシーン

「モォラァラァ〜〜ァ?」

ってぇ、オレもピンチだ!!

「ちょっと外の空気を吸いに行ってくるからな;」
「逃げるか!?まてやこら!!」

ネーノが怖い。ネーノが怖い!!
急いで勢いよくドアを開け、外までダッシュ!!


またまた場面変わってギコしぃ


「流石に中には入れないよな〜;」
「雨がやむまでここで待とうよ」
「そうだな。」
「ところでギコ君、さっきの話の続きだけど」
「え、ああ;」

その話とは、ギコがずっとじらしてきたことだったので、あまりはっきりと答えられなく雨が降って中断となった話だ。
はっきり言ってギコはちょっと困った。ので

「しぃ!!人が来た。」

とテキト〜に言うと。

「だ〜か〜ら〜、外に空気吸うだけだって行ってるからな」
「そういって逃げるつもりじゃネ〜ノカ?騙されネ〜ぞ!!」

ホントに人が来た。

「捕まえたぞ、モララァ〜」
「なんでこんな目に・・・ん?」

きたのは、モララーとネーノだった。

「モララー君?なんでここに?」
「2人こそなんでこんなとこに・・・」
「お、ギコにしぃちゃんじゃネ〜カ」
「ネーノ君まで、それになんかお酒くさい・・・」
「だって飲んでたし。なっモララ〜」
「まぁ・・・・;」
「そうだ、どうせこの雨だ、一緒に飲むか?ついでに泊まってけ」
「ちょ!!2人をあげるの!?」
「まあ、ここにいてもしょうがないし、モララーと一緒にお世話になるぞゴラァ」
「はぁ?モララーと一緒に?」
「「えっ?」」
「こいつ今ここに住んでるんだがしんネ〜ノカ?」
「「・・・えぇっ!!!」」

あ〜言っちゃったよぉ〜


部屋の中


「えっと今日一日お世話になる、、ギコです。ゴラァ;」
「同じくしぃです。宜しく」

神様、なんでこんなことになるんでしょうかぁ〜

「アヒャヒャヒャヒャヒャ、昨日の2人じゃんか。今日はにぎやかだな!!」
「外の奴らを入れるのか。オレは反対だな」
「ぎゃしゃぁ〜!!」「そんなこというとおしおきだぞぉ〜!!」
「ハハハハハ、お前らも飲めよ〜。ほらシーンからも・・ってムリか」

奥でシーンがぶっ倒れていた。
そして当然のごとく
2人とも驚きすぎてこえでてね〜し

「とにかくオレは反対#」

ひつこく反対するぎゃしゃ。
本性そこまで隠したいの?;

「そんなこと言わずに泊めてちょうだいよぉ。ぎゃ・しゃ・く・ん。」
「うっ・・・あう・・・;」

しぃちゃん!?
はっ!!そういえば入りざまに一杯飲まされてたよ〜な;
てかぎゃしゃぁぁああああ!!お前は女の子に弱かったのかぁ!!

「しぃ!!お前」

ギコがおどろきすぎて・・・・

「そんな可愛いことできたんだなゴラァ。オレにも言ってくれ」

駄目だ;2人とももう逝ってる。

「ウハハハハハ!!強力だろこの酒!!最高だろ?」
「「「「「「いえ〜い!!」」」」」」
「あ〜と〜は〜。モララー!!お前もいい加減飲め!!」

アハハハ〜♪、前のマ○ヤヒ以来飲まないって決めてたのに〜♪
案の定、シ〜ンと同じ運命。
でもオレは倒れな〜イ♪なれてるも〜ん!!

「アヒャヒャヒャヒャ!!ついに飲んだなモララー!!」
「ワーイワーイ」「モララーが飲んだ〜」
「おい、どうしたモララー?てかどうだモララー?最高だろ」
「・・・・・フフフフフ、アッハッハッハッハ最強だからなこの酒は!!」
「うお〜!!!モララー覚醒か!?!?」
「アヒャヒャヒャヒャ!!今ならお前とついでにギコどうだ?」
「なにがだアヒャ」
「漫才コンビ」
「「ハハハハハハハ」」
「どうよどうよ?」
「「お断りじゃ!!ボケ!!」」

看板と木槌によるダブルアタック

「な・・ナイス突っ込み」
「アヒャ君が可愛そうよぉ、2人とも。」
「しぃちゃん。オレのこと心配してくれるのか?だったら一緒に・・」
「私もいやだけど暴力は駄目よ2人とも」

今のは暴力よりダメージが大きかったらしく
アヒャがノックダウン

「プッハ!!こいつが一番にダウンするとはな!!」
「アハハハハハハ・・ハ・・・ハ・・」

急に前が真っ暗になって意識を失った。
だからこの先なにが起きたかわかんなかった。


気がついたのは夜だ。
約2時間爆睡してた。

だがなぜか頭は痛くなかった。あれだけ飲んだのに。
台所に行くとぎゃしゃとしぃちゃんが居た。

「いつも1人で作ってるの?」
「まあ、そうだけど」
「ぎゃしゃ君、ホントは優しいんだね」
「・・・・・・・・・・・」

あの2人の朝食作ってるみたいだ。
多分しぃちゃんが居るおかげでオレは気づかれていない。
布団に戻ると。
なにやら小さな声が;

「お前、やっぱあの子のことすきなん?」
「え、まあ・・そうだぞゴラァ」
「アヒャヒャ、ついでにあの赤い子にオレが好きって言ってたっていっといてくれる」
「赤い子って・・・つーちゃん!?ムリ!!」
「アヒャヒャヒャヒャ、いいじゃね〜か。オレとお前の仲だし」
「仲ってお前、今日一日だけじゃね〜か」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

疲れそうなので2人の話を聞くのをやめ、布団に戻る。
手紙のことを思い出し、明るいとこにいって読んでみる。

【モララー様、ご家庭の復旧まで約10日の時間がかかる予定でございます。建築担当】

10日かぁ。

まあこの世界で言うと遅いほうなのかもな。
・・・・・・・・・・・・

壊れてからだから・あと7日か・・・・。