1[緊急通信]
゛ギコ、さぼるな゛
上官のシステム管理AIのモララーから連絡が入る。
まぁ、確かにさぼっている。
だいたいさぼるもなにも、やることがない。
゛さぼるなよ゛
おっ! ラッキー、モララーのやつ仕事がきたみたいだ。説教は後でになりそうだ。
とりあえず
゛はいはい゛
とでも返しておく。
さてと、もう一眠りするか。
一時して、またモララーから緊急の連絡がはいる。
゛全AIにつぐ、いますぐ本部前に集まれ。゛
俺だけじゃなく、多分全員に送ってるなこれ。
また、つまらない話だろう。後で同じシステム管理AIのしぃから、内容を聞くか。
そう思い、また寝る。
ピピピピピピ!!
なんだ!?
通信端末に連絡が突如入ってきて、起こされた。
またモララーからだと思った。やばい、絶対怒ってるなあいつ;
「どちら様でしょうか。」
「ギコか、やっと繋がった。」
どうやらモララーではなく、責任者のやつらしい。
「とにかく、よく聞いてくれ」
話によると、俺以外のAIとの通信が途絶え、突然沢山のAIの反応が消えたとのこと。そして少し前にモララーの反応が乱れたことも聞いた。
「とりあえず、本部前に向かってくれ、そこで戦闘が起こってるみたいなんだ。あと、・・もし・ものためによびのAIの・・プログラムも渡し・・ておこう。・・」
何か、ノイズ音が混じってきている。
プログラムを受け取った瞬間、おかしな音が流れて通信端末が壊れた。
・・・・・・しぃは大丈夫だろうか・・・・
本部の方に、目をやると
!!
いま・・・・・・・・
光が・・・・・・・・・・・
あの光はたしか、しぃの!
急いで本部にむかった。