1[不吉な計画]

まったくむかつくぜ。
街を歩いているとなにやら作業しているAIをよく見かける。
だがその街のあちこちで見かけるAI達はどいつもこいつも生気ってもんが感じられねえ。街を歩きながらそう思っていると。


「AIってのもちょろいもんだな」


まったくだ・・・・・

ん!?

変な会話が聞こえた。
そこにいたのは、AIのモララーと黒いやつ。
建物の影に潜みその会話を聞く。
なんだかとても怪しい雰囲気だ。
それに黒いやつの口からとんでもない計画が聞こえた。


「この街の仕組み知ってるよな?人間の脳をコンピュータに接続しコンピュータのなかの仮想現実に住む・・・
だったらその流れを逆にするとどうなる?・・・・・・・・・・
答えは簡単、一時的に脳にこちらからの命令が送られ、体がその行動を実施する。
つまり一時的な催眠術みたいなものさ。フッフッフ
だが、それを実行するにはメインコンピューターを少しばっかりいじらなきゃならん
あそこをいじるにはお前ら一部のAIが持つ鍵がいるんだよ。」


そしてモララーの体に触れ、手を離し


「俺はナナシア、全てを手に入れる神だ」


そういうとやつはモララーの姿に変わり、その場から立ち去った。













倒れたモララーの元に歩み寄る。
俺はAIは大嫌いだ。
だけど
こいつは今はAIじゃない・・・・・

おいおい、何考えてんだ、
こいつはあの事件の首謀者だぞ。
だけどさっきのやつのいってたことも気になる。






・・・・・
色々悩んだ末


「なにやってんだ俺;」


おぶさって「レジスト」の本部まで向かった。

そういえば他のAIどもが居ないな。