3[黒い影との戦い]

いつもより目線が高い。
それになんか、AIの時より体が軽い。

まぁそんなことはどうでもいい。
ギコが入ってきたところにいき、外を見る。
燃え盛る街とその中にいるAIの俺の姿をしたやつ。
手に意識を集中する。
街を燃やす炎が集まりの俺の手に武器が表れる。

片刃のつばのない大刀。
こんどこそ正しい敵を・・・・・・・・・


「いくぞ!!」


やつの元に向かう途中、ギコがこんなことを言ってきた


「こんどは敵じゃ無いんだよな俺達」


アイツらしいかもな・・・・


「ああ、」





やつの元につくと、こちらに気がついたようでやつは、俺を見て吐くようにいった。


「ほお、生きていたか。ならこの姿でいる意味はないな」


やつの姿が変化していき、俺が殺られた
黒い姿へと変わっていく。


あの時と違うのは
翼が生えていた。

やつの手に黒い光が集まり、武器に変わった。
刀だ。だがその刀は俺の大刀の三倍ぐらいの長さだった。
それを空中で構えている。
隙が見あたら無い。


二人でやつに斬りかかる。
だがやつは刀を使ってすべて受け止める。
そして波動のよいなものをはなち俺達を吹き飛ばす。
飛ばしたあと、一気に間合いをつめ、斬りかかってくる。
俺達は剣で刀を防ぐ。

これの繰り返しだ
だが分かればこっちのものだ。


「ギコはやつに斬り込んでくれ、やつは多方向からの攻撃に対応できないはずだ」


ギコに作戦を言いもう一度斬りかかる。

ギコが一刀を浴びせ、やつが防いでいる間にやつの背後に回った。
やつは回転するように波動をはなった
吹き飛ばされるがやつは攻めてこない。

いや。
攻めてこれない。


作戦通り挟み打ちにし、攻める。

ギコの攻撃が当たった!
なのに・・・・





やつは笑っていた。


!!


もう少し早く気付くべきだった。
やつの刀がなぜ長いのか・・・・・


やつはギコが攻撃のためにのばしたの腕をつかみ、こちらに投げた。
ギコの体制が大きく崩れる

まずい!!

俺がフォローを、











遅かった・・・・・

ギコにやつの刀が襲いかかり。
斬られた



だがそこまで深くはない。
それなのに・・・・・
ギコの体は、崩壊していっていた。


やつは波動をはなち、俺達は、地面に叩き付けられた。
ギコのそばによる。
崩壊が止まらない。


「悪い、モララー、油断した。」


そして自分が持っていた水の剣をさしだし。


「しぃをたのんだ」


と言った。

俺が剣を受け取ると、ギコは安心したような顔をして・・・・
消えてしまった。




俺が持つ炎の剣・・・・・・・・・・・
ギコに託された水の剣・・・・・・・・・・・・

二つの武器を見る。









゛やつに勝ちたいか?゛



勝ちたい!



゛だったら力を貸してあげよう゛




[システム管理AI name/ギコ・モララー]の権限において、[エル・プログラム]を始動します。


「うおぉぉぉぉ!!」



力が湧いてくる!







気付けば空中にいた。
やつが小声で


「なぜお前がその力を・・・・・!!やつか・・・・・」


などと言った。

さっきまでとは違い、やつが刀を持って襲いかかってきた。




・・・・・え?

もしかしてこれ・・・・・
俺を斬ろおとしてる?

俺の目に写っていたのは、
さっきまでとは全然違い、ゆっくりと接近してくるやつ。


「遅い!」


やつの脇を斬りつける。


「ぐぁぁ」


体制が崩れてやつが地面に落ちる。
これなら勝てる。














だが・・・・・




時に・・・・・




運命は・・・・・






残酷・・・・・

















「モララーくん?」







まずい!

やつもその声に気付いた。
そしてその声の主を捕まえ、空中にもどってきた・・
しぃを捕まえ・・・・・


「形勢逆転だな、モララー。」


しぃの首もとに刀を突きたてやつはいった。

体が・・・動かなかった。
ギコとの約束が頭によぎる


゛しぃを頼んだ゛


゛ギコ、俺はどうすればいい・・・゛


「動くなよ、」

やつの言葉が聞こえた。
やつは俺が少しでもうごけば、しぃを殺すだろう・・




どうすればいい・・





どうすればいい・・・・・





どうすれば・・・・・!



やつの後ろに一人の人影。

「うおらぁぁぁぁぁ!」



あれは・・・・

フサ!?
フサが持ってた刀でやつに斬りかかった。
やつはそれに気づき、俺としぃから注意がそれた!
その瞬間しぃが手元に光を集め炸裂させる。
やつがしぃをはなした。
俺は気づけばやつに向かって行っていた
目の前に、やつの驚いた顔があった。

やつに向かって力の限り二つ剣を振り落とす。
だがやつは刀で防御する。
かまうものか!
さらに力を加え押し進む!

崖にぶつかりありったけの力を込めた!
やつの刀が折れ、二つの剣がやつをクロスに斬りつける!!


「貴様のようなやつにこのおれが!!」


「俺は、モララー。この街とプレーヤーを守る最強のAIだ!!」


水と炎が混じり合い、突風が起こり、力が炸裂した!!!