03

クロスの名の下に


夕日屋(夕日色が経営する夜の武器屋)


ひまそ〜にしている夕日
だが少し苦い顔をしている
これから来る人のことでも考えているようだが


夕「さてと、後はあれだけか・・・はぁ〜噂をすれば何とやら」


来たようだ。ガラス窓のドアだから見える
黒い軍服。いつ見ても嫌いだ


???1「邪魔するぞ」
夕「はいはい、空いてるからドアは壊さずにどうぞ」
???2「久しぶりだな、夕日」
夕「ん?お前もか」


声をかけてきたのは同じクロスの黒い軍服を着た緑色のヤツ。
クロスの中でも俺らにつながりがある。
そしてもう1人はかなりきつい性格の上司。


???1「例の物は?」
???2「イキナリだな」
夕「あまり文句言ってるとコロされるぞクロント。奥にあるからもってけ」


緑のヤツの名前はクロント
派手な赤いたてがみに背負ってる真っ黒な大剣。

奥である程度確認をすますと二人は部下に持って行かせた


クロ「じゃあな。夕日」
???1「・・・・・」


二人とも帰っていった


夕『クロもかわっちまったな・・・まあ仕方ないか。闘技場が壊れちまってるし。・・・チャンピオンか〜』



闘技場跡地

何人かの作業員が闘技場復興のため働いている
そこに先ほどのクロントが来た


クロ「よう。みんな」
作業員「おお、クロちゃん」
クロ「その呼び方、頼むからやめてくれ;。それよりほら。今日の収入」


クロントはたびたび集めた資金を復興のため渡しているのだ。


作業員「悪いね。」
クロ「いいんだよ。俺だって此処は早く復興して欲しいし」
作業員「血が騒ぐってか?チャンプ」
クロ「言うね〜おっさん。じゃあ俺はこれで。また持ってくるから」


彼は闘技場崩壊前のチャンピオン。
戦いの中で生きてきた1人なのだ


クロ「・・・・・」


『回想・・・・
街の一角


???3「どうして殺した?」
クロ「仕事だから」
???3「何の?」
クロ「さあな、上司の命令だ」
???3「お前さえ来なければ」
クロ「俺より強いヤツが来て原型も止めず死んだだろうな」
???3「・・・・・」
クロ「埋葬でもしてやったらどうだ」
???3「許さない」
クロ「だったらここで俺とやって死ぬか?」
???3「・・・・・・・・ちくしょう・・・」

                                 』


クロ「・・・・・・・・」
???1「ク・・・ロ・・クロ・・・クロント!!!!!」


ドガぁ!!!


クロ「いっっつぅぅ〜〜〜。蹴ること無いだろ!!!」


頭を蹴られて痛がってるクロント


???1「ふん。・・」


蹴った本人は部屋から不機嫌そうに出て行った
クロはそのあと・・・


クロ『くぁwせdrftgyふじこlp』←言葉に表せない怒りの感情

クロ「だぁーーーー!!!ちくしょう!!!!」
部下「暴れないでください!クロントさん!!!」


暴れていた


『ぜっっっったいに勝ってやる。元チャンピオン、タイガーマスク!!!』